妻は、舌打ちを「ツァッ」と表現する。

台所

広瀬さんとこで魚買ってきた。

広瀬さんとは、羽島市にある個人経営の食料品店「広瀬食料品店」のことである。

なぜ魚を買ったのか?と聞かれると、海に還りたかった、となるが、

そんなことを聞いてくるものはいないであろう。

何を買ったのか?

マナガツオである。

市場で5,000円はするこの高級魚が450円で売っていた。

0を見間違えてはいけない。

5,000円が450円。

破格である。

マナガツオとは、決してカツオの仲間ではない。

なぜこの名になったのかは不明だそうで。

この魚に関してはこんな言葉がある。

「西国にサケなく、東国にマナガツオなし」

つまり、サケは東でよく穫れて、マナガツオは西でよく穫れる、という意味だが、

この言葉は、なぜ、”無し”を軸としたのか。

「No music No life」的な事なのか。

つまりは、お洒落にしたかったのか。

そんなことを考えながら、さばいていく

マナガツオは非常に骨が柔らかいので、このままいく。

以前修行先の店でこの魚の三枚おろしを任されたが、とても難しかった。

骨が柔らかいので、身をおろしながら誤って骨ごと切ってしまうのだ。

おろすのに一時間かけてしまっていた。

なので、このままいって、長い時間煮て、そのままいく。

醤油をまぶして

高温で揚げる

こうやって身を固めてから

八角などの香料を加え、

一時間煮る。

煮たら冷まして盛り付け。

マナガツオの香料煮の完成。

妻に食べさせたら、骨が固いと言われた。

次回は煮る時間を増やそう。

チッ。

おしまい。

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